櫨方の銀杏

櫨方のラッパイチョウ

熊本城内にある加藤神社の右奥に熊本城の二本の大イチョウの一本「櫨方のイチョウ」が立っています、天守にあるイチョウは主幹は枯れてしまい本来の古木ではありませんが、この「櫨方のイチョウ」は主幹がまだ生きており巨樹古木の姿を留めています。
これまで何度も木の前に立ちながら今年(2008年)発見するまでこの樹にラッパの葉が出ている事は全く気が付きませんでした、たぶん今年度だけでは無いと思いますが2009年の新葉にもラッパが見られるのか楽しみにしております。

今年は約30個のラッパを拾いました、100個位は発生しているのではないかと思っています。

葉っぱの大きさは清爽園に比べると小さめです、一般に巨樹のイチョウは葉っぱの大きさは小さくなるようです。

主幹は相当痛んでいます、でもまだ主幹から伸びた枝には多くの葉っぱが出て元気な?ようです。ヒコバエが周りを囲んでいますが切られる運命のようですね。

現在の様子です。

2015年11月26日 久しぶりに加藤神社の櫨方の大銀杏を見てきましたが哀れながらずいぶんと痛んでしまっていました、思えば神社が色々手を尽くしたのが裏目に出たのでは無いかと思われるような気がします。主幹の皮の部分のみしか生きていないのでこの状態ではそれも危ないのでは無いかと思われる状態です。

2016年4月16日の熊本地震により熊本城周辺は大きな被害を被った、ここ櫨方の地も東側の石垣が膨らんで倒壊の危険がある、イチョウは大丈夫だった・・が随分と傷んできたようだ。